マリオカート64タイムアタック解説ページ てお's Strats (2014/7/19)

○このページについて
・マリオカート64世界ランキングサイト(http://www.mariokart64.com/)内にある、
Everett's Stratsという解説(研究)ページの真似事です。
本当はそちらを見た方がいいのですが、日本語での解説ページということで一応の価値はあるかと。
ただ見てくださる方がどれだけいるのか…… これを見てマリオカート64界の日本人口が増えますように。
・基本的にNon-SCルールの3lapについて書きます。flapはいい結果が出たらそのうち書く予定。
・ざっくり書いているので、細かいテクニックについては触れていません。
それはそれで、別の機会に解説ページか解説動画を設けたいと思います。
・あくまで執筆時の意見です。その後個人的見解は変わるかもしれませんが、ご了承ください。
・上記サイト基準のランクを参考に書いていきます。
一番上のGodからExpertについては、
マリオカート64Non-SCタイムアタックまとめwiki(http://www55.atwiki.jp/mk64japan/)
に見やすく書いてあります。
・レベル的には初級者用、中級者用、上級者用と分けます。
初級者(Newbie〜Expert)
中級者(Semi-Pro〜Elite)
上級者(King〜God)
ただし、あくまでランクは目安だと思ってください。
初級者が中級者の解説を参考にしてもいいですし、
中級者でも初級者用の解説通りの走りを続けても構わないと思います。
・参考動画もありますので、是非見てみてください。


○そもそもTA(タイムアタック)とは
マリオカート64の「1P GAME」における「タイムアタック」というモードでの記録を競う競技です。
排気量はグランプリでの100ccにあたります。
キャラクターは軽量級であるピーチ、キノピオ、ヨッシーにします。
シリーズの他の作品では重量級が有利なものが多いので、誤解している方もいらっしゃいますが、
64に限って言えば、タイムアタックをやる上ではおそらく最弱です。
中量級も重量級とほぼ変わらないタイムになるので論外です。
軽量級の中での差はおそらく無いと思われるので、お好みで選んでください。
Non-SCとSCで世界ランキングが分かれており、現在Non-SCルールが主流です。
Non-SCの3lapでの記録は特に重要視されています。


○用語
・3lap
3周の記録のこと。ベストレコード。
・flap
1周の記録のこと。ベストラップ。海外勢の多くはキノコ3つを使用、日本勢にはあまり人気がない。
・SC
バグショートカット。上記サイトによる区別方法準拠。
・Non-SC
ショートカットなし。5コースは最初からSCが存在しない。現在世界的に主流のルール。
・MT
ミニターボ。必須テクなので出来ない人は要練習。
・直ドリ(SSMT)
直線ドリフト。直線でミニターボを決めること。上級者なら必須テク。


○技
・トリプルタッピング
カートの速度が限りなく遅い時にAを3回連打してから走り出すこと。
・Rev Start(Everett Start)
ジュゲム出現前からスタートギリギリまでAを長押しすること。0.01秒の短縮効果があるらしい。
・Prejump
小山の頂点より少し手前でジャンプをすること。滞空時間の短縮になる。
・その他、数多くの技があるのでサイトを参照してください。
基本的には上にあげた3つを身に着けることを頑張りましょう。初級者は意識しないほうがいいかもしれません。


○ルイージサーキット(LR)
●初級者用(〜1'44"10)
言うまでもありませんが、スタートダッシュは確実に決めましょう。
直線は出来るだけ真っ直ぐ走ることを心掛けてください。
始めのカーブではMTを3回決められるといいでしょう。
3車線の真ん中、乃至内側に常にいるよう調整できるとなお良し。
トンネル前でMT1回、出る時にも1回。ここが一番難しいと思います。
最後のカーブはキノコポイントですが、3個纏めて使う周を決めてください。
キノコを使用しながら走るのが苦手な方は1周目、逆の方は3周目にキノコを使用するといいでしょう。
ドリフトをしながらキノコを発動、壁沿いに走ります。
キノコの効果を最大限に利用したいので2個目、3個目のタイミングが重要です。
スピードメーターを見てタイミングを掴んでください。
キノコを使用しない周は普通に走ります。MTは2〜3回。
最後の直線は真っ直ぐ走りたいので角度調整をなるべくしないで済むように心掛けましょう。
キノコ0個なら0'35"50、キノコ3個なら0'33"50を目標にするといいかもしれません。
このタイムで1'44"50が出る計算になります。
●中級者用(1'44"09〜1'40"60)
実は大きな壁は1'42"50にあると思います。このあたりから直ドリをしないときつくなってくるでしょう。
直ドリは決めればいいという訳ではなく、場合によっては遅くなってしまうこともあります。
なるべく短く、なるべく真っ直ぐ走るよう練習してください。
スタート直後は1〜2回直ドリを決められると最高です。
始めのカーブではMT4回をしっかり決めましょう。
MTについて、回数を多く発動させればいいと誤解をしている方が時々いますがそれは間違いです。
発動直後に再度ドリフトを開始すると、逆に遅くなってしまいます。
ですのでMTは焦らず確実に決められるよう練習しましょう。
最後のカーブを終えたらまた直ドリ。次のカーブまでに4回決められると完璧です。
全体的にコース取りを洗練させなければ、より上のタイムは狙えません。
他のコースより緻密で繊細な移動を心掛けましょう。
●上級者用(1'40"59〜)
このあたりからトンネル前、トンネル後の直ドリが必須になってきます。
トンネル前は時計回りと反時計回りのどちらでもいいのでできるよう練習しましょう。
一番重要になってくるのはMT後の動きです。
MT発動直後は一時的に速度が上がりますが、
これを最大限に利用するため、スティックはなるべくニュートラルにするようにしましょう。
MTの効果が持続する時間は各自体感で覚えるしかありません。
コースの性質上基礎的な動きが重要視されるため、時間をかけてゆっくり上達していくしかないと思います。
キノコは0個の周、1個の周、2個の周と分けます。
1個は草むらを突っ走ることになるため、最短で抜けられるよう微細な調整が必要となります。
上級者の動画などを見て勉強することをおすすめします。
1'39"88がやりこみゲーマーズの最速記録のようですので、まずはこれを抜かせるように頑張りましょう。


○モ〜モ〜ファーム(MF,MMF)
●初級者用
率直に言うと、やらないことをおすすめします。
運の要素がかなり強く、他のコースよりリトライ回数が増える害悪コースです。
他のコースで技術力を上げてから挑んでも遅くはありません。
このコースに費やす時間を別のコースの練習に充てた方がいいと断言します。
似たような性質のコース(WSやDK)をたっぷりやっておきましょう。
LRで1'41"00を切れるようになったら始めてみるのもいいと思います。
●中級者用(〜1'16"76)
チョロプーが出てくる穴は確実に避けましょう。
勿論穴の上を通ればタイム短縮に繋がりますが、まだそれをやる段階ではありません。
世界ランキングサイトの考察によると、統計的には穴を5個通った場合の完走確率は1/13、
10個通れば1/165になってしまうそうです。
1個でも3/5となるので通るだけ無駄だと思います。
0個でも1'16"00は切れるようになるので、記録を残したい方は堅実に安全ルートを走るよう心掛けましょう。
MTは最初に直ドリ(出来る人のみ)、カーブで1回、チョロプーの左で1回、1個目の橋までに2回。
その後MT2回、キノコを使用して、最後に2個目の橋を抜けてMT1回が安定すると思います。
●上級者用(1'16"75〜)
まずはチョロプー穴を完全に避けて1'16"50を切りましょう。
それができたらようやく運ゲーに突入です。
チョロプー穴地帯は3箇所あります。前半に1箇所、後半に連続する2箇所です。
キノコは個人的には後半で使うことをおすすめします。
特に最後のチョロプー地帯を完全にキノコで通り抜けたいので、
タイミングを調整して使用することになります。
最初のチョロプー地帯は、実は結構高確率で抜けられます。
ここを安定して抜け、後半で賭けをするという感じです。
忍耐力との勝負になる少し特殊なコースです。


○ノコノコビーチ(KB,KTB)
●初級者用(〜1'28"56)
スタートダッシュと共に左へドリフトをしてMTを発動します。
この動作はスタート直後にカーブがある他のコースでも使う基本的なものなので、是非覚えましょう。
実は大きな岩は左を進んだ方が速くなります。
なので次のMTは時計回りに進み、さらにそこから始めのジャンプ台まで2〜3回ほど反時計回りのMTをします。
このあたりの逆方向へのMTの連続は難しいので、
時計回りの一回だけは無理にMTを決めなくてもいいかもしれません。
さらに3連ジャンプ台の左を抜けて、洞窟へと入ります。
洞窟への入り方として、ジャンプ台でキノコを使う方がいらっしゃいます。
勿論そちらのほうが安定して入ることができると思いますが、
是非ともキノコ無しで入れる練習をしてほしいです。
ジャンプ台のギリギリでRジャンプすることで入れるのですが、
そこまでをなるべく真っ直ぐに走ることが要求されます。
このあたりのタイミングは少し難しいと思いますので、
7割以上の成功率が無い方は無難にキノコで入りましょう。
洞窟を抜けるとヤシの木が邪魔していますので、場所を覚えておいてください。
ジャンプ台でキノコを使わなかった方は、ここで反時計回りにMTしながらキノコを使います。
ゴール直前のカニが非常に厄介ですが、ここはもう安全に絶対来ないだろうと思うところまで逃げましょう。
3周目の最後はゴールポストへ向かう必要は全くないので、完全に水没しないようなら海を直進した方が速いです。
●中級者用(1'28"55〜1'23"50)
3連ジャンプ台左で1回、洞窟を出る時に1回、
ゴール直前で直ドリ1回、とMTを増やすだけで相当タイムは変わると思います。
1周0'28"50を安定して出せるようにコース取りやMTのタイミングを考えることが重要です。
3連ジャンプの直前の直ドリや、ゴール前の直ドリを2回にするなど、出来そうなMTはどんどん取り入れましょう。
ただ慣れないMTを増やすと、場合によっては遅くなってしまうこともあるので、
ゴーストを作って比較し、採用するかどうかを判断しないといけないかもしれません。
コースの形質上、MTの発動率が下がりやすいので油断は禁物です。
●上級者用(1'23"49〜)
ポイントは2つあります。
1つは前半のコース取りです。
このコースは内側が壁ではなく、角度のついた岩となっています。
そのため岩に乗っかってもギリギリ走り抜けることができることもあります。
内を極端に攻めたいので、一番速いコースを見極めて走ることが重要になります。
もう一つはジャンプ台での動きです。
ここはドリフトしながら洞窟に入るようにしましょう。
直前のMTを成功させないといけなくなるのでリスクは高いですが、その分効果的です。
できれば洞窟着地後にMT発動させたいところですが、始めのうちはやらなくても結構です。
1'22"00を切ったあたりから意識してMTできるようになるといいと思います。


○カラカラさばく(KD)
●初級者用(〜1'53"76)
このコースは実はもっと細かい分け方が必要になります。
汽車が走っている関係で、タイムが縮む度にキノコの数を変更しなければならなくなってきます。
なので、まずは最初の1周目をキノコなしで走ってみましょう。
そのタイムによってキノコの使用チャートが変わってきます。
・0'40"00より遅い方
そのままキノコ0で走り続けると、おそらく2周目の2つ目の踏切が間に合わないと思います。
そういう方は1周目でキノコを1〜2つ使いましょう。場所は2つ目の踏切後のダートです。
1周目が0'39"00くらいで走れるようになったら成功です。
2周目1つ目の踏切で汽車のギリギリ後ろを通れると思います。
残りのキノコは3周目2つ目の踏切後が安全だと思います。一気に使いましょう。
・0'39"00〜0'40"00の方
そのまま走り続けて2周目2つ目の踏切に間に合うならば、0-0-3チャートがいいと思います。
間に合わない人は1周目でキノコを1つ使いましょう。2つは多分2周目1つ目の踏切に引っかかります。
残りの2つは3周目2つ目の踏切後が安定です。
0'39"00+0'39"00+0'36"50で1'54"50が出る計算です。
●中級者用(1'53"75〜1'47"66)
初級者用に引き続き、さらに細かく分けていきます。
汽車に全く関係なく、キノコ0で出た最速ラップを計ってみてください。
そのタイムに応じてチャートを変えます。
・0'38"50付近の方
0-0-3チャートでも充分かと思いますが、2周目1つ目の踏切に引っかかりそうになってきたら変更時です。
そういう方は3-0-0チャートにしてみましょう。
2周目1つ目の踏切で、汽車の前を通れるようになったら成功です。
おそらく1周目は0'35"20が必要になってくるでしょう。
0-0-3も3-0-0もうまくいかない方は、残念ながら練習して3-0-0をできるようになるしかないです。
キノコ使用時のコツはMTを続けながら3つタイミングよく使うこと。
最初のカーブでMT3回、踏切間で1回、キノコ使用で1回、ゴール前に2回でいけると思います。
・0'38"00付近の方
3-0-0を続けていきましょう。
3周目2つ目の踏切で、ギリギリ後ろを通るくらいまでがこのチャートの限界点です。
0'35"00+0'38"00+0'38"00で1'51"00を目標にしましょう。
・0'37"50付近の方
3-0-0だと3周目2つ目の踏切が通れないはずです。
なので2-1-0と分けて使いましょう。
ラップの目安は0'35"00-0'36"00-0'37"50です。
2周目のキノコは1周目と同じようなルートで使い、1周目で2つ目のキノコを使った部分をMTにするだけです。
3周目の2つ目の踏切で、電車の前を通れるようになれば成功です。
3周目2つ目の踏切で電車の後ろを通る2-0-1というチャートも存在します。
●上級者用(1'47"65〜)
1'46"50くらいまでは2-1-0を使うことができます。
実は3周目はキノコなしでもダートを通ったほうがいいですが、難しい上に3周目なのでリスクが高いです。
充分に練習し、3周目でも成功できる自信が出てきたらやりましょう。
1'46"00付近は2-0-1がおすすめです。
しかしこれまでと違い、1周目はキノコを2箇所に分けて使います。
スタート直後、左のダート地帯をキノコ1つ+MT2回で強引に突破します。
ですが結果が出にくく、素直に2個連続で使う場合より遅くなるかもしれません。
個人的には、さらに上を目指せるように積極的に挑戦すべきだと思っています。
2-0-1は1'45"00が限界かと思われますので、長く続けることができるチャートです。
このあたりでは1-1-1というチャートも存在します。
1'45"00切りを目指すような段階になると、1-0-2が効果的だと言われています。
2周目はスタート直後左のダートすらもキノコなしで強引に突破します。
3周目は踏切後に2個連続で使います。


○キノピオハイウェイ(TT)
●初級者用(〜2'38"00)
最初は一番左の車線に入り、青い車を右から追い越すようにします。
第一コーナーではMT2回が目安です。終わったら左の車線に入ります。
第二コーナーは左の車線を保ったままMT3回が理想です。
直線では真ん中の車線をキープします。
第三コーナーは車が密集していますので、無理にMTしなくてもいいと思います。
途中で車線が減るので、灰色の車が見えるあたりは注意しましょう。
直線は右の車線をキープ、最終コーナーでドリフトと同時にキノコをつかいます。
1周目の目安は0'53"00、そのままだと2'39"00ペースですが2周目は遅れる要因が多いのでここからが本番です。
2周目の第一コーナーは真ん中の車線をキープしてください。
青い車と茶色の車の間を抜けるのが難しいポイントです。
直線は右の車線をキープします。
第三コーナーはまたしても無理にMTをしないほうがいいかと思います。
黄色の車を抜かした直後にキノコを使用。このあたりは車がいません。
ゴール手前は右車線をキープ、左車線に車がいます。
2周目の目安は0'53"30、勿論速いに越したことはありません。
3周目最初の直線は右、第一コーナーでは左車線をキープします。
第二コーナーでも左車線、ここはMTの余裕があることでしょう。
直線は右車線、第三コーナーは車が全くいないのでキノコ使用、MTもできるだけ多くやりましょう。
最後の直線から先が超難関です。まずは右車線によります。
青い車が左、茶色の車が右にいるので間を抜けますが、青い車の車線の先に黄色の車がいます。
おそらく黄色の車と茶色の車の間を通らなければいけない状況かと思いますので、慎重に操作しましょう。
3周目で0'53"00なら2'39"30となります。3周目は難しいですが、タイムは出やすいです。
●中級者用(2'37"99〜2'33"50)
できるMTはどんどん増やしていきましょう。
2'34"50を目指すようになってくると、ガードレールと車の間を通ったり、
直線で直ドリをしたりというようなこともできるようになってくるはずです。
キノコもカーブならどこで使っても変わらないので、自分のやりやすい場所で使うようにしましょう。
注意するのはガードレール。
ここは他のコースの壁と違い、減速しやすくなっていると思われます。
勿論インを攻めたいので、仕方なくぶつかることもあるかと思います。
そういったプレイを少しずつ無くしていくことがタイム短縮に繋がります。
地力が要求されるコースなので、ゆっくり短縮していきましょう。
●上級者用(2'33"49〜)
ここから先は言う事がありません。
基本動作で差がつくコースなのでコツみたいなものもありません。
全MT、直ドリの動き、壁に当たらないギリギリでインをつく技術、車の動きの把握、
これらの精度をあげるしかありません。
ランクの設定もやや辛目なので、地道に頑張りましょう。


○フラッペスノーランド(FS)
●初級者用(〜1'50"00)
スタートダッシュと同時に右へドリフトを開始、MTを発動します。(KTBと同じ要領)
その後、左へMT。雪だるまに注意しましょう。
左へのカーブですが、ドリフトだけでMTは決めないほうが無難です。
坂までに時計回りのMTと反時計回りのMTを決めて飛びます。
着地後左へ曲がりますが、雪だるまが大量発生しているので慎重な操作が要求されます。
なのでMTは決めないほうが安全かと思われます。
雪だるまは一番左に見えるものとそのすぐ右(これが一番手前にある)の間を抜け、
後は雪山沿いに行くのが安定すると思います。
左に60度程曲がり、キノコで小山を突破します。
すると壁に囲まれた道へ一直線に行けます。
ヘアピンカーブはMT1回、最後に右へもう1回。
1周0'37"00を目指しましょう。
●中級者用(1'49"99〜1'44"50)
初級者用でやらなかったMTを増やしましょう。
ヘアピンカーブも2回に分けるといいと思います。
そして最大の変更点はキノコポイントです。
雪だるま地帯のすぐ左の山をドリフトしながらキノコを使い、越えます。
あまり高い所へ行きすぎるとコース外の判定になってしまいますので、ギリギリをついていきます。
空中へ飛び出す直前でミニジャンプをすると、操作が安定すると思います。
着地地点には雪だるまがいるので、避ける感覚を身につけましょう。
一番左の雪だるまと真ん中の雪だるまの間に着地するのがベストです。
●上級者用(1'44"49〜)
スタートダッシュと同時にBを押し、右の雪原を僅かながらカットするチャートがあります。
安定する方は使ってみるのもいいと思います。
1体目の雪だるまを超えた直後のMTは最後にジャンプを1、2回加えるといいでしょう。
着地後は反時計回りの直ドリ、時計回りの直ドリを決めます。
最後の橋で直ドリを追加できそうならやります。
2周目は1体目の雪だるままでにMTを3回にしましょう。
いくつも重要なポイントがあるコースですが、キノコポイントがやはり重要なコースです。
余談ですが、ランクGodの基準が一番からく設定してあるコースでもあります。


○チョコマウンテン(CM)
●初級者用(〜1'45"00)
スタートダッシュと同時に右へドリフト、MTをします。
さらにキノコと同時に右へドリフト、同じ要領でトンネルへ入っていきます。
小さな坂になっているところでMT1回、小山まででMT1回します。
岩が降ってきますが、意識しすぎると良くありません。
当たったら運が悪かったくらいに思っておくといいと思います。
このあたりでは左へMTしますが、最後に発動するよりは早めに発動し、
カーブの残りはミニジャンプを連続させながら曲がるといいでしょう。
後はMT2回、3連続の山へ入ります。
ここはなるべく真ん中で真っ直ぐ走れるよう調整してください。
●中級者用(1'44"49〜1'40"26)
トンネル後から小山までのMTを3〜4回、小山でPrejump、
小山後直ドリを1〜2回、3連続の山前はMT3回にできる方だけ変更しましょう。
3連続の山は2つ目に引っかかるかがポイントになってきますが、
1つ目でPrejumpを行えば最速ではないものの、引っかからずに安定します。
基本的にはMTを速く決められるように練習するしかありません。
逆に言うとMTの練習コースとしてはいい環境かもしれません。
●上級者用(1'40"25〜)
2周目以降のキノコポイントをスタートダッシュと同じ位置に変更すると速いと思われます。
その場合は1周目でキノコを使ったカーブをMT2回にします。
トンネル下も直ドリを加えますが、時計回りと反時計回りのどちらがいいか微妙なところです。
一番のポイントは岩地帯のカーブ、ここでいかにインをつけるかだと思います。
3連続の山は勿論安定を取っても、祈りながら突っ込んでも構いません。


○マリオサーキット(MR)
●初級者用(〜1'20"00)
スタートダッシュと同時に右へドリフト、草むらを入りつつMTを溜めておきます。
再度舗道へ戻り、MT発動も舗道上で行います。
さらに草むらへ入り、小さなU字カーブをカットします。ここでは右の壁に注意。
草むら上でMT開始、左へ曲がって舗道へ戻ります。
キノコのモニュメント手前で左へMT1回、次のヘアピンカーブでもMTをします。
ここはインを突きすぎて草むらへ入るぐらいがちょうどいいです。
さらに反時計回りのMTを1回、直線へ入ります。
木が右側に見えますが、最後の木の左を通るように時計回りのMT、草むらに入っていきます。
ここでも右の壁に注意してください。
タイミングをとってキノコ開始、大きな土管アーチの手前あたりで切れるくらいです。
勿論MTと同時にキノコを使いますが、左側の壁に当たりやすいので注意しましょう。
どうしても当たる方はキノコだけを使っても構いません。最後のカーブでMT。
2周目以降はスタートダッシュがないので、草むらを避けます。
代わりにMTを2回やりますが、2回目がどうしても間に合わない方は1回を長めにします。
カーブが多く、MTの速さが問われるコースで、初級者には難しいかもしれません。
●中級者用(1'19"99〜1'16"16)
基本的には初級者用の動きをしますが、草むら上での動きがポイントです。
MTの効果が切れた後も草むらを走る時は、なるべく小刻みにミニジャンプをし、
減速を抑えて次のMTへ繋げることが大事になります。
あわよくばポリゴンの隙間を通り、減速しないで済むかもしれません。
このテクニックが使えれば、キノコのモニュメントのギリギリ左をつく走りも選択できます。
MTの速さに自信がある方は、直線手前で時計回りのMTを追加してみましょう。
意識するのは常に次の動きです。
短いコースなので、確実にできることを徐々に増やしていくことが大事だと思います。
●上級者用(1'16"15〜)
ここから先はキノコすり抜けが必須となります。
キノコのモニュメントの右側にある僅かな隙間を通り抜けます。
これは非常に難しい技なので、繰り返し練習しましょう。
後半は大きく分けて2通りの走り方があります。
1つは直ドリチャート。
土管アーチの真下とスタートラインの2箇所で直ドリを入れる古いタイプ。
もう1つは土管アーチの下を普通に通過し、右側の草むらにMTしながら入り、
小さく跳ねつつMTをもう1回発動させる新しいチャートです。
後者のほうが速さはありますが、始めはお好みで決めてもいいと思います。
このコースはGodの基準が甘めなので、是非狙ってみてください。


○ワリオスタジアム(WS)
●初級者用(〜3'56"50)
コース全体で凹凸が激しく、思うようにMTができないコースです。
MTを無理にしようとすると失敗し、かえって遅くなるかもしれません。
ですのでなるべく壁から遠ざかり、確実に決められそうなMTだけをやりましょう。
急カーブはドリフトだけでMTはいりません。
キノコは前半から中盤にある大きな2連続の山が安定して使えるポイントだと思います。
その直後に小さな凹凸が沢山ある広い道がありますが、
ここは凹凸を避けるのではなく、なるべく浮かない道を真っ直ぐ走りましょう。
2番目に長いコースですが、地力が問われるタイプのコースです。
●中級者用(3'56"49〜3'46"76)
中級者と括りましたが範囲が広く、できることとできないことがあると思います。
この辺りからは徐々にやれることを増やしていきましょう。
まずスタート直後の小山を越えたらMT2回、山を越えて着地直後に直ドリ1回。
ここから逆方向へのMTを連発しますが、最後はドリフトしつつ小山を越えて、着地後にMT発動します。
次の2連続の山までにMT3回。山を越えたらMTを決めつつ直線へ向かいます。
急カーブはMT1回を確実に決めましょう。MT発動後はジャンプをしつつ曲がります。
坂では直ドリをしますが、下りは成功率が落ちるので無理にしなくてもいいと思います。
大ジャンプ後は時計回りに2回、残りは反時計回りです。
●上級者用(3'46"75〜)
スタートダッシュと同時に直ドリ開始、これができると意外と大きな差になります。
キノコポイントはできればMTと同時にし、着地後に直ドリすることで速くなります。
急カーブもMT2回、3連続の小山はMTと同時に入り、発動後にMT追加。
MTの理想的回数はこんなところになりますが、各自取捨選択してください。
いかにインをつくかでも大きくタイムは変わります。


○シャーベットランド(SL)
●初級者用(〜1'47"30)
スタート後は右に曲がるだけ、ドリフトはいりません。
2匹目のペンギンが向かってきますが、ドリフトしつつ左からかわします。
直後左側に亀裂が見えますが、この辺りはMTの速さに自信がある方だけやりましょう。
大きく亀裂が入りますが、ドリフトしつつジャンプで亀裂を回避し、
着地後にMTを開始して発動します。この時右側の大岩に注意。
ペンギンが交差する地点までの間にMTを反時計回りに1回します。
1周目はペンギンを真ん中から通り抜けて洞窟に入ります。
反時計回りにMT、ペンギンが柱の周りをグルグル周る手前辺りからドリフト、キノコを使います。
最初のペンギンはタイムによって動きが変わります。
ペンギンと柱の間を通り抜けるか、ペンギンの左を抜けるかは各自やりやすいほうを選択してください。
キノコ後は洞窟を抜けるまでにMT2回を決めましょう。
最後はペンギンが滑っていますが、2匹目の左を通り抜けつつMTをします。
2周目の洞窟前はペンギンの左から入ると安全だと思います。
1周目が0'35"50前後ならキノコポイントはおそらくペンギンに邪魔されることはないでしょう。
2周目ゴール手前のペンギンは右から抜けます。
3周目最初のペンギン2体は少しいやらしい位置にいます。
ここは正確な操作が要求されるので注意しましょう。
洞窟前はやはり左から、ゴール手前は右からがいいと思います。
●中級者用(1'47"29〜1'40"90)
ペンギンの動きはタイムによって変わってくるので、ここでは1'41"50を狙う時の動きを紹介します。
スタート後は右へ曲がり、反時計回りのMTを決めつつペンギンを避けていきます。
亀裂の形に合わせるようにMT、角度の急な亀裂の前にもMTをします。
着地後に反時計回りのMT、大岩の横辺りで直ドリ、ペンギン手前でも直ドリを決めます。
洞窟で時計回り、反時計回りの順にMTをし、キノコポイントへ。
ペンギンと柱の間を抜けていきましょう。
出口までにMT2回、出てから直ドリをします。
最後のペンギンは難しいですが右、左と抜けていくといいと思います。
2周目以降も洞窟前のペンギンは真ん中を通るのが安定します。
キノコポイントですが、2周目は1周目と同じくペンギンと柱の間が安定します。
3周目は柱からギリギリ顔を出してくるくらいのタイミングだと思われますので、少し左に寄りましょう。
1周0'33"80が目安になります。
●上級者用(1'40"89〜)
洞窟手前のMTを1回増やし、洞窟出口手前のMTを1回増やします。
前者はなるべくやったほうがいいですが、後者はできる方だけでいいと思います。
それ以外のポイントとしてはやはり亀裂渡りでしょう。
ここでいかにインをつけるかが勝負の分かれ目です。
理想的な動きをゴーストに残し、何度も反復練習してみてください。
Godを狙う方は1周目のキノコポイントでペンギンの左を抜けることをおすすめします。


○ピーチサーキット(RRy,RRa)
●初級者用(〜2'35"76)
始めは真っ直ぐ走り、コーナーでMTをします。
第二コーナーは少し長めのカーブなので、MTの発動後に注意しましょう。
次のコーナーは角度が急なので、ドリフトだけでも問題ありません。
そこからは3回のコーナーでMT、ここはカーブが緩いので確実に。
大きなカーブはキノコを使ってなるべく内側を通ります。
ドリフトはしますが、MTはできる方だけでいいと思います。
大ジャンプしますが、なるべくコースの真ん中目がけて発射するよう微調整してください。
その後のカーブは急なものが多いので、MTは無理をしない方向で。
段差になっているカーブの頂点でジャンプをし、草むらに突っ込みます。
すぐに舗道に戻り、最後にMT。
0'52"00がラップの目標です。
●中級者用(2'35"75〜2'28"00)
スタートダッシュと同時の直ドリは難しいので、できる方だけ。
角度な急な第三コーナーは内側の草むらを通りましょう。
ドリフトしながら入れば、着地と同時にMTを開始できます。
次のコーナーとさらに次のコーナーの間に直ドリを加えます。
キノコポイントはドリフトと共にキノコを使い、一旦ドリフトを解除してからMTを開始しましょう。
着地後のカーブは3回MTをし、ジャンプ後に舗道に復帰する時もMTをできるのが理想です。
他にも直ドリを増やす箇所がいくつかありますが、道幅が狭いので増やそうとする方は慎重に。
●上級者用(2'27"99〜)
スタートダッシュと同時に直ドリはここまで来ると採用したほうがいいです。
ここは2周目以降も直ドリをする場所になります。
第一コーナーと第二コーナーの間に直ドリを加えます。
第二コーナーはギリギリ内を通るような繊細な操作が要求されます。
次の坂に入る直前もMT、ジャンプを加えながらドリフトで向こう側へ渡ります。
着地時にMTは中級と同じ要領です。
次のコーナーは直ドリ+MTという感覚がいいでしょう。
キノコポイント直前にも直ドリ、キノコ使用は90度曲がるくらいの感覚でいいと思います。
1つ目のダッシュボードに乗る直前辺りから直ドリを開始、抜けると同時に発動します。
さらに2つ目のダッシュボードの前でも直ドリ、ジャンプ時の角度調整が難しいです。
着地後すぐに直ドリ、次のMTが難しいと感じる方はやらなくてもいいです。


○クッパキャッスル(BC)
●初級者用(〜2'02"00)
真っ直ぐ走り始め、橋が終わるころに右へドリフトを開始します。
草むらを真っ直ぐ突っ切るために、キノコはここで使います。
ドッスンが何体もいる場所は左に寄りながら避けていきましょう。
反時計回りにMT、次はドリフトして赤い絨毯の右を通って曲がります。
2体並ぶドッスンは右のドッスンの下が丁度上に上がると思うので、そこを抜けましょう。
抜けるときはドリフトのみで安全に行きます。
次はMTしつつ曲がり、横に動くドッスンがいる場所へ向かいます。
1周目はここは安全に真っ直ぐ走れると思います。
左へドリフトして曲がります、ここはMTを発動させると細い橋を渡る操作が難しくなります。
次もドリフトのみ、階段はなるべく真っ直ぐ降りましょう。
U字カーブはジャンプしつつ曲がります、ここは内側の草むらに入っても問題ありません。
次はMT、さらに反時計回りのMTをしつつ螺旋に入っていきます。
ここは壁に当たって減速してしまわないように、なるべく当たる回数を減らす動きをしましょう。
分岐は左を通り、最後にMT。0'41"00を切るのを目標にしましょう。
MTをあまり使わない解説をしましたが、できる方は取り入れていいと思います。
逆に書いてあるMTができない方は他のコースでMTの練習をしてみてください。
●中級者用(2'01"99〜1'54"40)
スタートダッシュと同時に直ドリをしましょう。
キノコポイントは変わらず草むらを突っ切る時ですが、MTしつつ使えるとさらに良いです。
反時計回りのMT、時計回りのMT2回をして、赤い絨毯の左へ行くように曲がります。
ドッスンが2体上下しているところは、左のドッスンのさらに左を抜けます。
ここは非常に難しいので、ドリフト無し→ドリフト有り→MTと段階を踏んでいきましょう。
右へMT、横に動くドッスンは1周目なら楽に抜けられると思います。
2、3周目はタイムによって変わるので何とも言えないところではありますが、
1周0'38"50付近の方は3周目手前のドッスンに注意しましょう。
奥のドッスンを抜ける時にも左へMTをして、小さい橋へ向かいます。
ここは右へドリフトしつつ階段に差し掛かります。
階段後は草むらをジャンプしながら抜けて、最後にMTを加えます。
時計回りのMTと反時計回りのMTをして螺旋を登りますが、
やはり壁に当たらないように立ち回ることが重要です。
頂上手前でドリフト開始、着地後にMT発動します。
次のジャンプはPrejumpのみです。
最後にMT、2周目以降はスタートライン付近で直ドリをできるといいでしょう。
非常に繊細な操作が要求されるので1'58"00を切るまでは少々辛いコースかもしれません。
●上級者用(1'54"39〜)
中級者用から変更点が3つありますが、1'53"00を切るまではあまりお勧めしません。
1つ目はドッスンが2体上下しているところの手前の回り込むドッスン。
ここをドッスンより速く動き、真ん中をすり抜けていくチャートがあります。
一切無駄な操作をしなければ回り込むドッスンよりギリギリ早く通り抜けられますが、
あまりにシビア、かつ成功後の動きも難しいということで、やるプレイヤーは多くありません。
Matthias Rustemeyerさんの1'50"85という記録内では、ゴーストを使って、
回り込むドッスンをせき止め続けるというテクニックを使用しています。
2つ目は横に移動するドッスンの直後の小さい橋でMTするというものです。
ここは道幅が非常に狭く、発動後も階段での操作が制御しにくいため、やはり難しい動きになります。
ですが、MTに失敗したとしても階段での動きがしっかりしていればロスが少なくなるため、
積極的にMT発動を狙っていくのもいいと思います。
3つ目は螺旋直前の橋で直ドリをするものです。
これは少々操作が忙しくなるため、2つ目よりは後回しになるかと思います。


○ドンキージャングルパーク(DK,DKJP)
●初級者用(〜2'06"00)
スタートダッシュと同時に時計回りのMT、内にも外にも行きすぎないよう注意しましょう。
MT2回を決め、ジャンプ台へ突入します。
ここは少し左へ傾き、細い道へ着地するよう角度調整をしますが、制御は困難だと思います。
左へ行き過ぎると届かないので、今はまだ攻めすぎずに、
自分なりに安心して着地できそうなエリアを見つけておきましょう。
右の大きく広がった道から細い道へ収束している部分は引っかかりやすいので注意です。
着地後はすぐキノコを使い、斜めに草むらをカットします。
この際、投石を何回かくらいますが無視しましょう。
キノコは草むらをカットしきる前に切れると思うので、最後はジャンプを連発します。
左へMT、急カーブは普通に道なりにMTをしてください。
橋までに1〜2回MT。下りでのMTは気をつけましょう。
橋を渡りきったら少し右へ寄り、MTしつつ坂を強引に駆け上がります。
左へ寄りすぎると失敗し、右へ寄りすぎるとあまり短縮にならないので、
ここも自分なりにバランスのいい場所を見つけましょう。
最後にMT、1周0'42"50が目標です。
●中級者用(2'05"99〜1'58"66)
螺旋前のMTは3回に増やします。
ジャンプの角度は少しずつ左へ左へとずらしていきましょう。
キノコポイントは1個目の投石を受けた直後からMT開始、
草むらから抜けそうなくらいでジャンプをし、抜けた直後にMTを加えます。
急カーブは内側、草むらをMTしつつ突破します。
この時、投石と同時にジャンプすると草むらにあまり触れずに向こう側へ行けると思います。
橋までにMT2〜3回、橋の終わりでMT1回、後は初級者用を参考にしてください。
MRと同じでこのコース特有の技術が求められるので、向き不向きがあると思います。
●上級者用(1'58"65〜)
中級者用との違いは大きいところで1つだけあります。
ゴール直前、坂を駆け上がった直後の動きです。
MTでもそれなりの速さで復帰できますが、ここはトリプルタッピングを使いましょう。
完全に駆け上がったと思った瞬間にやると綺麗に決まります。
その他はいかにインをつくか、草むらに触れずに通れるか、ジャンプで左に着地できるか、
細かい技術の積み重ねが大きく反映されるコースでしょう。


○ヨッシーバレー(YV)
●初級者用(〜1'40"00)
このコースでは中盤、大きなヘアピンカーブをジャンプしてカットするルートがあります。
Non-SCルールにおいて、壁や柵を越えていない、故意に落ちたかどうかの判断が難しい等、
様々な理由から、このショートカットだけは認められています。
このショートカットを使わないとなると、1周4〜5秒のロスが生じてしまいます。
0.01秒を争うレースゲームでのこの差はあまりにも大きいので、
ここは是非、練習してこのショートカットを使えるようになりましょう。
スタートダッシュしたら、左へ少し曲がり、キノコを繋いで草むらをカットします。
始めの分岐は右、MTしつつ次の分岐を左、正面に見える吊り橋を渡って螺旋を曲がります。
U字カットの後はできるMTだけしつつ、タマゴを避けます。
橋を渡った後はMT2〜3回、ここも道が狭いので無理する必要はありません。
2周目以降はスタートダッシュの代わりにMTをし、同じように草むらをカットしましょう。
と、ここまでタイムを残したい方のための解説をしましたが、
MFと同様に、ある程度の地力がつくまでやらないのも手だと思います。
●中級者用(1'39"99〜1'31"00)
まずは初級者用で解説した通りのルートを通って1'36"00を切りましょう。
MTは吊り橋前で1回、螺旋で1回、U字カットで1回、タマゴ前で2〜3回、橋後に3回です。
このルートでは1'32"00を切ることが非常に難しいので、
1'36"00を切った辺りから最速ルートへ変更しましょう。
最初の分岐は左へ行きます。次の分岐は右、そしてすぐに左へ曲がります。
右へカーブし終わったら初級ルートと合流します。
このルートはハリマンネン(ウニのようなお邪魔キャラ)が何匹も蠢いています。
このキャラは一見バラバラに動いているように見えますが、実は規則的に動いているので、
同じタイムであれば同じ動きで避けることができます。
どのように避けるかはタイムによって変わってくるので全てを解説することはできません。
段差の後にMTを2回入れたいので、それができるように各自立ち回るしかないと思います。
先述の通り、初級ルートでも1'32"00は出せるので、お好みで選択してください。
●上級者用(1'30"99〜)
3周目のゴール直前、草むらに突っ込むチャートが分かりやすい短縮ポイントです。
ずれると微妙にロスしますが、1'30"00を切れる方ならある程度安定できるでしょう。
最速ルート途中、段差の直前でMTを加えることができますが、非常に難しいです。
1'28"00を切ってから採用が現実的だと思います。
後はハリマンネンの動きを把握し、いかにインをつくかくらいでしょうか。
U字カットの動きも少しずつ最適化していきましょう。


○ヒュ〜ドロいけ(BB)
●初級者用(〜1'54"00)
おそらくほぼ全てに亘ってMTが困難だと思われます。
道幅が狭く、無理にMTをしようとすれば壁にぶつかったり、落下したりするでしょう。
そこで、最低限のMTだけをやり、後は安全に走ることをおすすめします。
推奨するMTは3箇所。
1つ目はスタート後、初めて右に曲がる場面。
ここは柵の角度が2回変わりますが、1回のMTで曲がりましょう。
2つ目は館を抜けた直後、右にMTをします。
ここは比較的安全に決められると思います。
3つ目は2周目以降のスタート直後、左へMTを決めます。
必然的にMTが2回続くことになりますが、操作が忙しいようならこちらをカットしてください。
キノコは最終カーブで使います。
勿論MTと同時にできれば最高ですが、カーブが終わった直後は、右に壁がないので危険です。
できる方だけMTをし、できない方は素直にやらないでおきましょう。
ポイントはもう1つあります。
館に入って左へ曲がると、床に穴が開いていて、傍に柱が立っています。
この柱の左側をジャンプして抜けると少しの短縮になります。
是非試してみてください。
●中級者用(1'53"99〜1'47"90)
スタート直後に左へドリフトをします、MTは無理に決めなくてもいいです。
次のカーブから時計回りに2回、MTを決めます。
急カーブはMTを1回、タイムが縮まるにつれ、徐々にインをつけるようになりましょう。
小さな坂の手前でMT開始、直線を向いたら発動します。
ここは坂を登りきる前に黄色まで溜め、登った後に赤にすると操作しやすいと思います。
次のジグザグした道は反時計回りのMTだけをやります。
キノコポイントは2箇所あり、1つ目の選択肢は次のカーブです。
段差の手前からドリフトを開始、降りたらキノコを使用します。
キノコを使わない方は段差を降りた直後からMTを開始しましょう。
ここからは左右交互にMTが4回連続してできるポイントですが、
全てをやろうとすると困難なので、時計回りのMT2回だけをやると安定します。
最終カーブはキノコポイントの選択肢の2つ目ですが、個人的にはこちらをおすすめします。
キノコを使わない方は2回MTをしましょう。
最後の直線で直ドリをできる方はやります。
2周目以降は最初のカーブでもMTをしてください。
●上級者用(1'47"89〜1'45"00)
基本的には中級者用と同じですが、MTを増やします。
スタート直後のMTは決めましょう。
次のMTの直後、ジャンプして穴を少し飛び越えます。
急カーブではMTを2回に増やせますが、これはやってもやらなくてもいいです。
ジグザグになった道は時計回りのMTを追加してください。
館のMTは全て決めます。出来ない方は出口直前のMTをカットしてください。
MTを増やしはしますが、大切なのはコース取りです。
大きく膨れたり、MTの発動タイミングを間違ったりと細かいところで差がつきます。
●超級者用(1'44"99〜)
このコースは私のお気に入り&得意コースなので、特別にもう一段階上の解説をします。
解説というよりは感想かもしれません。
第二コーナーでのジャンプの角度は細かいポイントだと思います。
MTが終わって、当然なるべく右へジャンプしたいところですが、
入射角30〜40度くらいの位置に着地するのがいいという感触があります。
着地と同時にMTを開始するのではなく、着地後、改めてMTをし直します。
ジグザグ道のMT2回は直ドリ2回の感覚でやります。
ジグザグになっている道を真っ直ぐ通れるような線を思い浮かべて、
それが1回目のMTの発動後の角度になるように調整します。
キノコポイントは2箇所あると紹介しましたが、
世界ランキング上位20人は私を除いてほぼ全員が段差後のカーブで採用しています。
私はこの主流ポイントでいい結果が出ていないので採用を見送り続けていますが、
現在採用している最終コーナーチャートでもほぼ差が出ないと見ています。
あって0.1秒の差、安定度を考えると、1'44"00を切りたくなるまでは変更しない予定です。


○レインボーロード(RRd,RRo)
●初級者用
MFとは違って実力がきちんと反映されるコースではありますが、
5分以上のコースなので、やはりやらないことをおすすめします。
このコースをやって膨大な時間を取られるよりは、
ある程度実力がついてから挑戦したほうが時間を無駄にせずに済むでしょう。
どうしてもやりたい方は、5'18"00を目標に。
●中級者用(〜5'06"50)
全てのカーブで何回のMTをすると決めるよりは、アドリブで気楽に走りましょう。
コースの至る所が緩やかな坂になっており、MTも思うように決まらないことがあると思います。
ゆっくり丁寧にできるMTだけをやるよう心掛けてください。
キノコポイントは中盤の登り坂で使います。
ワンワンは3匹走っています。
1匹目をかわしたら、約10秒後に次のワンワンが見えると思います。
3匹目を見たら再度1匹目が来るまで間隔が開くので、この間は安心して走りましょう。
●上級者用(5'06"49〜)
最初の大きな下り坂での動きがポイントです。
タイミングよくジャンプして、大きく飛ぶと安定はしますが速くはありません。
地面をとらえ続けると減速が激しいので、トリプルタッピングをしましょう。
直後の登りは直ドリを連発、キノコポイントは直ドリと同時にできるならやりましょう。


○参考動画
マリオカート64Non-SCタイムアタックまとめwiki(http://www55.atwiki.jp/mk64japan/)内に、
今回の解説をふまえた参考動画を掲載します。
初級者用はMTをゆっくり発動させ、なるべく無茶な動きはしないように走りました。
中級者用は解説通りの理想的に近い走りをするとこうなるというタイムになっています。
上級者用の動画はありませんが、もし参考動画が欲しいのであれば、
・私、ておがニコニコ動画にUPした日本記録動画(コメント解説付き)→マイリスト
・Matthias RustemeyerさんがYouTubeにUPした世界記録動画
・Beck AbneyさんがYouTubeにUPした自己記録動画
を見てみてください。
その他何かありましたら、上記wikiから各プレイヤーのニコニコ生放送のページに行けるので、
コメントで質問してください。


○謝辞
今回の解説ページ作成にあたって、多くの方々の協力がありました。
中には私が勝手に参考にさせていただいている方もいらっしゃいます。
この場を借りてお礼申し上げます、ありがとうございました。
●スパーッツァさん(http://com.nicovideo.jp/community/co1868783)
ニコニコ生放送、チャットなどで、各コースの様々な意見を交換しました。
管理人でもあるまとめwikiへの掲載にあたってもご協力いただきました。
●しゃんずさん(http://com.nicovideo.jp/community/co1465731)
私のマリオカート64の師匠であり、今も精力的にTA放送を続けています。
NTSC版Non-SC3lapで9コースの旧日本記録保持者です。
ニコニコ生放送、チャットなどで様々なコースの技術について意見交換をし、
主にマリオサーキットの動きや見解を参考にさせていただきました。
●あゆるさん
NTSC版Non-SCのマリオサーキット3lapの日本記録を保持しています。
主にマリオサーキットの動きや、各コースの見解などを参考にさせていただきました。
●aihiさん
NTSC版Non-SCのマリオサーキット3lapの前日本記録保持者です。
主にマリオサーキットの動きを参考にさせていただきました。
●joytoyさん
NTSC版Non-SC3lapで6コースの旧日本記録保持者です。
主にピーチサーキット、クッパキャッスルでの動きや見解を参考にさせていただきました。
●Matthias Rustemeyerさん
NTSC版Non-SC3lapで12コースの世界記録を保持しています。
Twitchや動画で各コースの細かい動き方を参考にさせていただきました。
●Jamie Whiteさん
NTSC版Non-SCのドンキージャングルパーク3lapの世界記録を保持しています。
主にルイージサーキット、カラカラさばく、ドンキージャングルパークの動きを参考にさせていただきました。
●Daniel Burbankさん
NTSC版モ〜モ〜ファーム3lapの世界記録を保持しています。
主にモ〜モ〜ファーム、フラッペスノーランドの動きを参考にさせていただきました。
●Troy Ullmanさん
NTSC版Non-SCのチョコマウンテン3lapの世界記録を保持しています。
主にルイージサーキット、チョコマウンテン、ピーチサーキットの動きを参考にさせていただきました。
●Karlo Tomazelliさん
NTSC版Non-SCのヨッシーバレー3lapの世界記録を保持しています。
主にヨッシーバレー、ヒュ〜ドロいけの動きを参考にさせていただきました。
●Beck Abneyさん
Twitchや動画で各コースの上達ポイント、採用するMTの場所などを参考にさせていただきました。



○あとがき
読んでくださった方、ありがとうございます。
拙い文章ですので、きちんと伝わっているか不安です。

マリオカート64は遊んだことのある方が多く、シリーズでも屈指の人気を誇ります。
ですが最新作が発売される度に、遊ばなくなってしまう方が増えているのも事実です。
雑誌やテレビで取り上げられていたのも今は昔、すっかりマイナーな競技になってしまいました。
私がマリオカート64のTAに本格参戦した2012年、
ニコニコ生放送ではしゃんずさんただ1人しかやっている方がいませんでした。
しかし、しゃんずさんの企画した「タイムアタックコンペティション」をきっかけに、
私を含むプレイヤー達が登場し、そこそこの規模で活動できるようになってきました。
様々なイベントを企画し、盛り上がり始めてはいますが、まだまだプレイヤー人口が少ない。
TAに興味はあるがどうしていいのかわからない、という方もいらっしゃると思い、
この解説ページを作った次第です。
これを見て、1人でも多くの方がマリオカート64を始めてくださることを祈ります。
そして、一緒に楽しみましょう。

マリオカート64Non-SCタイムアタックまとめwiki(http://www55.atwiki.jp/mk64japan/)では、
現役の日本プレイヤーのTA記録、イベントの結果などあらゆる情報を保管しています。
TAで記録を出された方は、是非参加してください。

今回の解説に対する質問などあれば、
ブログ(http://yoshitheoxide.blog101.fc2.com/)、
メール(theo.yoshi@gmail.com)へご連絡ください。


文責:てお
Mario Kart 64 Players' Page(http://www.mariokart64.com/)
マリオカート64Non-SCタイムアタックまとめwiki(http://www55.atwiki.jp/mk64japan/)
マリオカート64総合コミュ(http://com.nicovideo.jp/community/co1726248)
ておのマリオカート64自己記録集(http://yoshistoryrta.web.fc2.com/mk64theo.html)
 
ヨッシーストーリーRTAまとめサイトへ/マリオカート64Non-SCタイムアタックまとめwikiへ
inserted by FC2 system